姿勢やゆがみからのバランス不良
日常生活は無意識の連続ですが、偏ってしまう日常行為、その中にクセがしみついてやがて大きなゆがみに発展していることをご存じですか?
一番注意するべきは、日常の「クセ」何気ない「姿勢」を日常的に繰り返し続けた結果が「形状記憶」として「ゆがみ」ができ腰痛、肩こり首痛の原因になります。
姿勢の悪さは見た目だけでなく、常に筋肉位が緊張した状態が続くので腰痛や肩こりなどの症状を引き起こします。
意識をすれば回避出来るものもありますが、慢性的なコリ、疲れが強い場合はそれだけでは改善しないです。
自分の理想的な姿勢を理解する・・・
正しい姿勢を取ろうとしても、その正しい姿勢すらどうしていいのかわかりません。
今までクセ「形状記憶化」された姿勢がどのようにゆがんでいたのか、その姿勢が体にどれだけの負担をかけている状態なのかを理解することが大切です。
立つ重心やカラダを向ける方向にもバランス、コリやゆがみの原因となります。
常に右に人がいたとしましょう。首や肩、上半身をねじる形で右耳で話を聞き、目は右側ばかりを見る。何か手を使う時も右が多くなります。
常に右側に重心が加わっているとそれがクセになり骨盤から足にかけ片側のバランスが崩れ腰痛になる原因となります。左右変えて真ん中にバランスを取るようにしましょう。
足に負担をかける靴を履いている人は注意が必要です。外反母趾の人は尚更。つま先が細い靴や高いヒール、窮屈な靴を履き歩くたびに足全体に負担が入り痛い部分をかばうように歩くため、膝や腰痛(反り腰)などの原因になります。
O脚やX脚などの足の歪みもこうした合わない靴が原因になることも少なくありません。靴は足に合ったものを選びましょう。靴を変えるだけで外反母趾やO脚が直る人もいます。特に足の指を圧迫するようなものは避けましょう。
脚を組むイスに座って脚を組む場合、いつも右足を組む人は骨盤が左側にゆがむ形になります。骨盤は左上にひねられた状態で右足の筋肉が弱り次第にその状態で固定されていきます。足を組まないことが一番ですが、難しいという人は組む脚を左右変えてください。特に女性の方は、腰痛、肩こり、首痛が強くなり股間節、ソケイ痛や子宮に圧迫も入ります。
左右の首、肩、バランスを崩す行為です。一方だけに強い力がかかると、その方向に肩が上がってきて背骨、骨盤が崩れ腰痛、五十肩の原因になります。
横座り、これは骨盤や背骨、足全体がが歪む原因となります。
常に左右決まった座り方をする人は要注意!骨盤だけでなく太もも、膝、背骨や筋肉までもが左右にねじれます。床に座る時は長座がベスト。ただ疲れやすいので、下にクッションや座布団などを敷くようにしましょう。
硬いところで長座をすると腰椎に負担がかかってしまいます。せめて横座りをする時は何分かおきに左右を交代させましょう。これはあぐらや足を組む人にも同じことが言えます。意識することで腰痛、肩こり、首痛の軽減に繋がります。
正座はヒザに最も負担がかかります。長くても15分程度にしましょう。
そして注意したいのが正座している時、足の指を重ねることです。膝や太ももの骨まで悪影響をもたらせます。
デスクワークの人で、モニターの画面がななめにある人は、首、肩、腕、手首、カラダをひねる状態です。常に同じ方向で長時間見る姿勢をしている人は要注意です。
パソコンやテレビは真正面に置き、両方の目を左右対称にバランス良く使うように画面の正しい位置に座り目線に合わせるのが理想です。
目も手などと同じように利き目があり、実はどちらか一方を主に使っています。まっすぐ前を向いて眼球を右左どちらかに動かした時に動きやすい方が利き目です。
食事も、両方の歯で噛むことが理想です。横をむきテレビをみながら食べるとアゴにゆがみをつくり(腰痛、首痛、肩こり)原因になります。
姿勢やクセに意識を傾けることで、ゆがみを作らないカラダになれます。
寝ている時は、横寝などで歯やアゴを強く噛みしめています。この大きな、左右に偏った、噛みしめが、歯並びやアゴをガタガタにしたり、首をねじり気道をゆがめ口呼吸を招きます。
そして、徐々にかたよった歯並び・顎のズレから、、頭蓋骨、顎周辺の筋肉に偏った緊張を作り、口元・目元をゆがめ、ひいては全身をゆがめます。
姿勢が悪いとアゴや顔、頭の形が崩れます。検査をすると「え!?顔でそんな所が本当にゆがんでるの?」とびっくりされる方がとても多いのですが本当です!
ゆがみで硬くなっている巻き肩や肩甲骨の筋肉の柔軟性を取り戻すことで腰を伸ばして座れるようになったり立った時にしっかりと胸が張れ、呼吸も入りやすい状態になります。体のバランスを改善するためには、生活スタイルを変えるか? 今までの生活をしていても耐えられる体にするか、どちらしかありません。